暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
突然ですが、お家の中に自分の居場所ってありますか~~?
主婦ってなかなか自分だけのスペースを持ちにくかったりしますよね。
私は自分の部屋もありますし、昼間は家に一人、リビングの片隅には事務用のライティングデスクまであるので、恵まれている方だと思うんですよ。
それなのに時折り感じる、所在なさ。
これは一体どこから来るんでしょう?
たとえば、最近まで子ども部屋である和室に布団を敷いて、娘と一緒に寝ていました。
手狭に感じることが多くなり、隣接する和室を片づけて、広々と使えるようにして、私はそちらに移りました。
…そしたら娘がついて来ちゃった!
だから広い方の和室で二人で寝ています。
それはまあいいんですよ。
ですが娘が和室を気に入って、絵を描いたりスライム作りをしたり、その部屋でするようになったんです。
そしてそれを片づけないうちに、寝る時間になり、散らかったままで寝ることになったりする。
そうすると私はすんごくストレスを感じるんですよね。
自分が頑張って居心地いい部屋を作ったら、子どもが追いかけてきて散らかす。
そういうことがストレスの元になるのです。
私は一体どこでなら安眠できるの⁇みたいな気持ちになる…。
ああ、なんて包容力のない母親!
それもこれも、私がもともと苦手な片づけを、努力してやっているからなんでし
ょうね。
あまり苦にせず、自然に手が動いて片づけられるのなら、「あらあら」で済ませられるものを。
こんな時にいつも思い出すのが、若草物語のお母さん。
今手元に本がなくて、ちょっとうろ覚えなんですが、四姉妹がある時片づけが面倒になり、思いっ切り散らかしながら暮らすことにしたというエピソードがありました。
そんな時、お母さんだけはいつも通り自分の周りだけは整えながら暮らし続け、家の中できれいなのはお母さんのコーナーだけになったという下りがあったのを思い出します。
それで姉妹はたしか自分たちの愚かさに気づき、また元のように片づけをするようになったんでした。
このお母さんのように、家族がどうあってもどっしりと構えて、自分のペースを崩さずに過ごせたらいいのに~。
ただ面白いと思うのは、散らかし屋の娘であっても、やはりきれいな空間が好きなんだということ。
何も置かれていないテーブルが、スッキリと拭き上げられいかにも使いやすそうになっていれば、そこで何かしたくなるのはまあ当然です。
娘としては別に私の居場所を奪おうとかいうつもりはなく、のびのびと暮らしているだけなのです。
早く娘が散らかす側から、整える側になってくれたらいいんですけど。
家の中に自分が落ち着ける居場所を作るには、小まめに手をかけることが必要です。
時にモヤモヤすることもあるけれど、部屋はいったん整えたらあとは何もしなくてオーケーではなく、使ってナンボとも言えます。
必要以上にイライラせず淡々と、でも自分の気持ちも大事にしつつ、居場所を確保していきたいです。
居場所については、何だか定期的に悩んでる気がするので、もう少し深く考えてみたいと思っています。